FT8の準備が完了しました

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FT8の変更届の審査も完了し、いよいよFT8ができるようになりました。


PCやリグの設定など全体的にJJ1UUZさんのHPを参考にさせて頂きました。

IC-705のUSBドライバのインストール

こちらのサイトからドライバをダウンロードしてインストールします。

FT8のソフトをインストールする

ソフトは「WSJT-X」と「JTDX」の2種類があります。両方ともインストールしましたが、私は「JTDX」の方がいっぱいデコードしてくれるので好きです。

また、「WSJT-X」と「JTDX」の設定→無線機にIC-705はまだ入っていないので、IC-7100を選択して、IC-705でCI-VアドレスをA4hから88hに変更します(「Turbo HAMLOG」も連動させている場合は、88hに変更する必要あります)。そうするとIC-705とソフトの周波数が連動して動くようになり便利です。「WSJT-X」や「JTDX」にIC-705が追加された場合はA4hに戻した方がいいでしょう。(参考:CQ誌2020年8月号35p)

JT_Linkerをインストールする

JT_Linker」はJA2GRCさんが開発されたフリーソフトで、FT8で交信したログデータを「Turbo Hamlog」に取り込むツールです。(参考:CQ誌2020年2月号30p)

「WSJT-X」も「JTDX」もFT8で交信するとログファイル「wsjtx_log.adi」がC:¥Users¥(ユーザ)¥AppData¥Local¥WSJT-X or JTDX の下に出来るのですが、交信して「ログに記録」しないとファイルはできません。そのためダミーログを作っておく必要があります。私はこのダミーログの作り方が悪かったようで「JT_Linker」を起動した時にエラーが出るようになってしまいました。

JA2GRC-開発室」を見させて頂き、解決することができました。

WSJT-Xのログの確認とダミーログの作り方
・メニューの[File]-[Open log directory]でログを確認。
wsjtx_log.adiがあれば、メモ帳などで中身を確認して、OKならそのまま使う。
[File]-[Erase wsjtx_log.adi]でログを削除することもできる。
wsjtx_log.adiがなければ、以下の方法でダミーログの作成をする。

・[DX Call]、[DX Grid]に適当なコールサインとグリッドスクエアを入力しておく。
[Log QSO]をクリックする。
[Log QSO]のダイアログの中身を確認する。
[Band]、[Rpt Sent]、[Rpt Rcvd]など項目が抜けていたら、適当な値を入力する。
[OK]をクリックする。
メニューの[File]-[Open log directory]でログを確認。
wsjtx_log.adiが出来ているはずなので、、メモ帳などで中身を確認する。

ここからはCQ誌2020年5月号の特集『FT8最新情報』のJR1AQNさんの記事「2020年の北米FT8事情」を読んで必要と感じたサイト、ソフトになります。

CQ ham radio 2020年 5月号

CQ ham radio 2020年 5月号

  • 発売日: 2020/04/17
  • メディア: 雑誌
 

各種設定、申請は「向島ポンポコ日記」を参考にさせて頂きました。

 eQSL

FT8でのQSLカードの交換はeQSLを使うことが多いようです。

利用料は無料ですが、QSLカードの画像は用意された数少ない種類から選ばなければなりません。QSLカードのデザインを自分の思い通りにするには有料会員になる必要があります。(年12ドルのBronze、年30ドルのSilve、月5ドルのSilver+)があるようで、JH1DOMさんのHPに詳しく書いてありました。

QRZ.com

QRZ.comは、ワールドワイドなアマチュア無線局データベースです。ここに登録しないと何者か分からないということになりますでしょうか。シャックや家族の写真を載せてどんな人か分かるようにした方が良いようです。

また、QRZ.comのデータベース登録はデータベースヘルパーの方に依頼して登録してもらう必要があり、JA6XZSさんにメールで依頼しました。メールでお願いしたところ、お仕事から戻られた夜間対応して頂きました。本当に頭が下がります。感謝です。

LoTW(TQSL)

LoTW」はARRLが運営するログ管理システムです。TQSLというソフトをPCにインストールして使います。局免と運転免許証をPDFにしてARRLへメールで送ると、ARRLから証明書が送られてきてTQSLのソフトが使えるようになります。

ログのアップロードは「Turbo HAMLOG」でADIF形式で出力して、「TQSL」で読み込めば「LoTW」にアップロードされます。

JTAlert

JTAlert」はFT8では欠かせないソフトのようで以下のような機能があるそうです。

JTAlertを使う事で以下が出来るようになります。
① オンエア局が同一モード同一バンドで交信済みかどうかを表示(B4表示)してくれる。
② CQを出している局が初モードまたは初バンドの場合は色分けと音声で知らせてくれる。
③ 交信中に受信文に自分のコールがあるとチャイムで知らせてくれる。
④ オンエア局がeQSL.cc、LoTWに登録済みかどうかを表示
⑤ 相手局のQRZ.comへの登録情報(Name,QTH)の表示
⑥ eQSL.ccへの電子QSLカード自動発行

今のところCQを出している局があると音声で教えてくれるのが助かるくらいしか感じていませんが、交信を重ねながら便利さを感じていきたいと思います。

当局の常置場所はノイズが酷くてSSBでもあまり交信できないのですが、FT8であれば沢山の局が見れるので嬉しいです。昨日ダメだろうと思いながらJD1小笠原の局長さんを呼んでみたところ交信が成立し驚きました。「送信開始」ボタンを押すだけであとは勝手にPCがやってくれるFT8の交信の簡単さにも驚きました。

40年前に開局した時に比べると格段に進歩したアマチュア無線の世界に感動しております。楽しませて頂いて、本当に感謝です。

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